小学生からのピル外来(生理外来)Q&A
大人もみてもらえますか?
小学生からピルを飲んで大丈夫でしょうか
ピル以外の薬の相談は可能ですか?
来月、旅行や受験のイベントがあります。生理が来ないようにできますか?
ピルを飲むと副作用がありますか?
ピルは体のホルモンバランスに働きかけるお薬なので、はじめのうちは体が慣れるまでに時間がかかることがあります。
以下のような軽い症状がよく見られます:
吐き気(食後に飲むと軽減されることがあります)
頭痛(軽いものが多いですが、強い場合はご相談ください)
不正出血(服用開始から1~2ヶ月に見られ、ほとんどは自然におさまります)
胸の張り
むくみや体が重く感じること
気分の変化(イライラ・落ち込みなど)
これらの多くは一時的で、体がピルに慣れてくると軽くなります。これらの副作用があっても、薬をやめるかは一人で判断せずにご相談ください。副作用の種類によっては、ピルの種類を変えたり、飲み方を調整したりすることで楽になることもあります。
ピルが合わないと感じるときは、漢方薬や他の方法も含めて、一緒に考えていきましょう。
とてもまれですが、以下のような症状があるときはすぐに受診してください。
足のむくみや強い痛み(血栓症のサインかもしれません)
突然の息苦しさ、胸の痛み
黄疸(肌や白目が黄色っぽくなる)
強い頭痛や視界の異常(特に片頭痛のある方)
このような副作用はごくまれですが、心配なときは無理をせずご相談ください。
こどもでも副作用はありますか?
ピルの内服で身長に影響はありますか?
ピルが飲めないのはどんな場合ですか?
血栓症のリスクが高い方
過去に血栓症(肺塞栓・深部静脈血栓症など)を起こしたことがある/家族に若くして血栓症を起こした人がいる/抗リン脂質抗体症候群/重度の肥満(BMI30以上など)
高血圧・心臓・脳・肝臓の疾患
コントロール不良の高血圧/心筋梗塞・脳卒中の既往がある/重度の心疾患/重度の肝障害
- 喫煙+35歳以上
タバコを吸っていて35歳を超えている方は、血栓症のリスクが大幅に上昇するため使用できません。
- 妊娠中、または妊娠の可能性がある場合
- 授乳中(産後6か月未満)
エストロゲンが母乳に影響するため、通常はミニピル(黄体ホルモン単剤)を使用します。
前兆(視覚異常など)がある片頭痛がある方
- 50歳以上の方(40歳以上の方は慎重投与)
不正出血がある方はまずは産婦人科を受診してください。また、内服をしていても強い疼痛が続くような場合には産婦人科の受診をおすすめします
子宮頸がん検査はできますか?
内診や超音波検査はできますか?
当院は産婦人科ではないため内診や婦人科疾患精査のための超音波検査はできまねます。薬を飲んでも痛みのコントロールが難しい場合には婦人科の受診をお勧めします。