心療内科関連のQ&A
どのような症状で診察してもらえますか?
心療内科と聞くと、重症でないとかかれないと思われている方がいらっしゃいますが、不眠が続いている、疲れが取れないといった症状から、イライラが止まらないけれど相談できる場がない方にも来院いただけたらと思います。心療内科にかかっていることが知り合いにわかってしまうのではないかと心配される方も中にはいらっしゃいますが、家族も含め診察日時、診察内容がご本人の同意なく提示されることはありませんので、ご安心ください。※内容によっては、より専門の病院にご紹介することもあります。
赤ちゃんをかわいいと思えません。赤ちゃんが泣いているのにどうしても身体が動かないことがあります。母親失格でしょうか?
妊娠、出産は、母体に身体的なものだけではなく、精神的にも負荷をかけると言われております。母親失格なのではなく、母親になるための心の準備や体の回復がまだ追いついていないのだと、周りの理解も含めて必要になってまいります。ただ、産後の不調とは別に、うつ症状が持続する方がいらっしゃり、見逃されてしまうこともあります。また、症状に関してご本人が否定することもあります。当院は家族相談もお受けしておりますので、一度お問い合わせください。
気分の落ち込みが続いていますが、心療内科を受診するほどの症状なのか分かりません。
受診に悩まれている方の中で、一生通わないといけないのではないか、私の性格の問題ではないかという方がいらっしゃいます。もちろん、症状によっては薬を飲みながら定期的に通われる方もいらっしゃいますが、一度のみの受診で終了する方もいらっしゃいます。まずは気分の落ち込みが何でおきているのか、専門医の診察を受けることでわかることもあると思いますので、一度受診を検討していただいてよろしいかと思います。
また、家族相談もお受けしておりますので、ご自身の悩みで具合が悪いのか、家族のことで具合が悪いのか悩まれているようであれば一度当院へご相談いただけたらと思います。
できたら薬を飲みたくないです。受診したら必ず薬が出されるのでしょうか?
ご本人が病状を理解して納得して飲んでいただくことに意味があります。無理強いすることは決してありません。ただ病気の症状として治療や薬に抵抗があったりすることも考えられます。その際は治療の必要性を説明して納得していただけるように努めます。(浦川史歩)
職場の人間関係が原因で仕事に行けなくなり、「うつ病」と診断されました。私の心が弱いのがいけないのでしょうか?
うつ病の発症には環境因子や生物学的因子など発症には様々な要因が影響しており、脳内の神経伝達物質「セロトニン(精神を安定させる)」「ノルアドレナリン(やる気を起こさせる)」が減ってしまう病気だと考えられています。決して心が弱いからや怠けなどではありません。疾患なので、治療すると改善する見込みがあります。是非一度相談にいらしてください。(浦川史歩)
妻が「うつ病」と診断され、家事やこどもの世話ができなくなってしまいました。どうサポートすれば良いでしょうか?
大変でしたね。まずは「うつ病」について是非理解を深めて頂けると嬉しいです。家事や育児や仕事ができないのは怠けではなく、病気の症状です。しっかり休養を促し、パートナーさんをそばで見守ってあげてください。そしてあなたご自身もお一人でかかえこまず、周囲のサポートを受けてください。関わり方に迷った場合などは、「家族相談」も受け付けておりますので、是非ご相談ください。(浦川史歩)
家族が心の病気かもしれません。本人は受診を嫌がっています。家族だけで相談に行くことは可能でしょうか?
ご家族の方のお悩みを聞く場として、自費の家族相談(11000円/30分)をご利用いただけます。また、ご家族の方もつらい思いをされている場合は、ご家族の方の診察も可能です。
申し訳ありませんが、御本人に対する診察・処方は、御本人がご不在の場合は出来かねますのでご了承ください。
こどもがいませんが、こころの相談のために受診することはできますか?
はい。もちろんです。女性であれば、どなたでもご利用可能です。