10月からロタウイルスワクチンが定期予防接種に。ワクチンルールも変更になります。
渋谷区 初台・参宮橋にあるマーガレットこどもクリニックです。
今年の10月からワクチンルールの変更があります。
1. ロタウイルスワクチンが定期予防接種になります
2020年10月から変更になります。
対象は2020年8月以降に生まれたお子さんです。
自己負担無料で接種ができるようになります。
ロタウイルスは生後6週より接種可能です。
通常2か月のお誕生日を超えてから他のワクチンと一緒に飲むことが一般的です。
ただし、2020年8月生まれのお子さんは、10月を超えてからでないと定期予防接種としては扱えません。
10月以降で生後2か月を超えてすぐの接種をおすすめします。
7月までに生まれたお子さんは、残念ですが10月以降に接種しても定期予防接種としては扱われません。
7月までに生まれたお子さんは生後2か月のお誕生日から接種を始めましょう。
当院ではワクチンデビューは、
ロタウイルス・ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎
の同時接種をおすすめしています。
2. ワクチン間隔のルールが変更になります
2020年10月からワクチンルールの一部が変更になります。
これまでは生ワクチン接種後は次のワクチンまで4週間、不活化ワクチン接種後は1週、どんなワクチンも接種ができませんでした。
10月以降はこのルールがなくなります。
・同じ種類のワクチンを続けて打つ場合のワクチン間隔ルールは変わらりません。
・生ワクチン接種後、次の生ワクチンまで4週間の間隔が必要であることは変わりません。
・ロタウイルスワクチンは生ワクチンですが、経口接種のため他の生ワクチンと異なり、接種間隔の制限がなくなります。
ワクチンルールの変更により、何が変わるのでしょうか?
例1 インフルエンザワクチンと生ワクチンを同時に接種しても、2回目は2週間後から可能
昨年まではインフルエンザワクチンと、生ワクチンを同時に接種した場合、
2回目のインフルエンザワクチンは4週間後以降しか接種できませんでした。
今年からは一緒に接種したものにかかわらず、2週間後以降に2回目のインフルエンザワクチンが接種可能です。(1、2回目インフルエンザワクチン時にともに生ワクチンを同時接種する場合には4週間の間隔が必要)
また、これまでは生ワクチンを接種してしまうと、4週間はインフルエンザワクチンが接種できないため9月、10月は生ワクチンの接種控えが起きていました。
今年からはインフルエンザワクチンのことを心配することなく、9月、10月にも生ワクチンが接種可能です。
例2 1歳超えてのワクチンスケジュールが変わります
これまでは当院では1歳のお誕生日を過ぎて
MR、水痘、おたふく3本接種→4週間後にヒブ、肺炎球菌、4種混合
をおすすめすることが多かったです。
10月以降はMR、水痘、おたふく3本接種後
翌日以降から次のワクチンが接種可能です。
これまで同様6本まとめ打ちも可能です。
例3 ロタウイルス接種後、4週間またずにBCG接種が可能です。
ロタウイルスの接種が遅れて、5か月近くになった場合
これまでは4週間待ってBCGの接種を行っていました。
10月以降は4週待たずに接種が可能です。
ワクチンは本数が多くスケジュールが複雑です。
当院では次回以降の予定の日にちと、ワクチンの種類を毎回お伝えしていますので、スケジュールで悩むことはありません。
ワクチンデビュー、ワクチンスケジュールに迷われたら、お気軽にご相談ください。
電話 03-6276-8657
もしくは
ご来院時に受付でご相談ください。